地方から遠方への引越し

地元から遠方のワンルームへ引越しするときは、家が移るのではなく、ある種の旅行だと思えてなりません。元の家というのは、引越しできませんので、自分が引越し先へ引越しすることになります。長らく親しんできた地元を離れることになりますが、むしろ引越しを楽しむ、旅行感覚です。 でも、そうした旅行感覚は旅行とは違いました。

引越しというのは、その引越し先で暮らすことなので、当然身の回りの環境が変わるし、日ごろから付き合う人が変わります。辺りの景色、店、雰囲気、がまるで違ってくるからです。周りと部屋の中に1人である状態、この2つの壁が、やがてたちはだかってきます。異質な暮らし方を反復していくなかで、あそこに生活品を売っている店があるなどと、少しずつ感覚を養うような感じでした。

部屋の壁は真っ白、10階建てほどのマンションだが、作りはさほどよくないようなところです。洗濯物が貯まり、シャワーカーテンを使うとは思いません。単身引っ越しすると暮らしが変わるので、旅行で楽しむような気持ちではなくなったというのが引越し体験です。

赤帽の引越しの思い出

この土地に来て16年程の間に引越しを4度位はしてますが、 最初の2回は引越センターの大型トラックと不動産屋さんの知り合いの引越し屋さんでした。 後の2回は赤帽さんを頼みましたが、最初の2回に比べると安さと親切さは雲泥の差でした。

一人住まいの荷物は少ないのに大きなトラックで、無駄な感じもして居たのですが、 赤帽さんの事を知らなかったので、今思えば勿体ない事をしたと思ってますが良い経験に成りました。 3度目の引越しの時の赤帽さんには、 テレビと冷蔵庫がダメに成って居て2つで1万で引き取って頂きましたが、 電話帳で調べたのよりは少しお高かった様です。

でも親切に遣って下さったし、引越しで荷物を置いた後で丁度良かったのでは無いでしょうか。 安い所が有ったと伝えたら、其処は安いですね、良いんですか?と聞いて来ましたが、 感じ良かったのも有ってその赤帽さんに持って行って頂きました。 一寸量が多くて、電気ストーブが落ちて管が割れたのですが、 その代わりに石油ストーブとスチームの電気ストーブを持って来て頂いて助かりました。 気に入って居たオシャレな電気ストーブだったのですが、無理くり入れたので仕方無いと思ってます。

4度目の今の所に越した時の赤帽さんは、7月の暑い時で車でも1時間半位掛かる所でしたが、 一生懸命遣ってくれました。 着いてからも結構時間は掛かったのですが、安く上がってこちらは良かったですが、 ”もう引越ししないのでしょうね。引越しする時は必ず知らせて下さいね”と仰ってくれて、 赤帽さんに頼んで本当に良かったと思ってます。

引越しと入院

最初の引越しは妊娠中のことでした。6ヶ月と安定期に入り、順調だった私は特に何も気にすることなく、引越しの準備や新居の掃除に精を出していました。 数日後の検診で主治医に言われたのは「妊娠中毒症」とのことでした。血圧が高くなり、むくみが出てきて、私はその日のうちに入院することに。

それまでとても順調だっただけにショックでしたが、妊娠中は無理は禁物だなと反省しました。 そして、その次の引越しの時。引越の数日前からお腹が激しく痛みだし、あわてて病院に連れて行ってもらったら、「卵巣出血」と言われそのまま入院。 2日ほど入院、幸い出血も止まっている様子だったので、先生に無理を言って退院させてもらいました。

両親もだんだんと高齢になり、手伝ってもらうのも気がひけていたので、自分で全て準備し引越しも終らせるつもりでしたが、なんせ退院しても安静と言われていたので、申し訳ないと思いながら父と弟に手伝ってもらいました。 引越しというと入院する羽目になってしまう私ですが、引越しをするたびに荷物の整理ができているような気がしてなぜか気分がいいのです。